西方茶話

総合病院精神科をお家とする、おとぼけ精神科医の日記。時々サブカルも。

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2008/07/25 03:47 
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wikiのサイトリニューアル

精神科関連のネタを発表するのと、コミュニティサイトを作ろうという目的で、easylife wiki をchiruruさんはじめ皆さんと運営していますが、今回12月の指定医合格を機に非常に多忙になったので、一部運営形態を変えました。

1)えみさん、パセリさんはブログ直リンクに。
2)占いコーナーは混乱を避けるため、福岡の占い師・CRYSTAL8先生にお願いしました。

私のコーナーはなかなか更新できない現状ですが、これからもよろしくお願いします。

easylife wiki

2007/01/06 11:40 
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メルマガその後

読者数400とたいしたメディアではないのだが、このまま放置しておくと削除されてしまうのでいろいろ考えた。

(1)編集を別の人に譲りわたす

ブログと違ってメルマガの編集にはプレッシャーがかかる
でも今はまだ誰かにわたしてもあまり意味はないだろう。

(2)削除される通知が来るたびに発行する。

私の中では2案で優勢だ。携帯のメルマガもそのようなスタンスで発行しているから。

そういえばニコニコ市近郊(といっても車で2時間半)のうっかりゆき先生のメルマガもお忙しいのか最近止まっている。彼女も似たようなキャリアなのでおそらく今の時期は身動き取れないのだろう。

明日朝起きたら、メールしてみよう…。

2006/12/24 17:12 
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お知らせ

10年間に渡って、洗脳としか言いようがない精神的DVを配偶者から受けておられたmegさんから、掲示板とメールで私とコメンテーターの皆さんにメッセージがありました。掲示板の分を丸ごとここに載せちゃいます。

訴訟に向け、不成立にするために申し立てた調停で離婚することができました。
コメントをいただきました皆様、本当にありがとうございました。一生大事にします。

これから仕事を始め、やっと自分の人生を自分の足で歩いていくことができます。
子どもと2人、頑張っていこうと思います。

本当にありがとうございました。



ちなみに彼女の文章とコメントが載っているメルマガバックナンバーはこちら。

よかったですね、これから大変だとは思いますが、借りることのできる力は迷わず借りて頑張ってください。ご多幸をお祈りします。

テーマ : 雑記 - ジャンル : サブカル

2006/06/06 21:06 
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失敗。。。

先ほど、メルマガを刊行しましたが、アマゾンのリンクを引っ張ってくるところで、自動改行されてしまい、リンク失敗。。。

モラハラ(≒精神的DV)について〜「離婚裁判」アマゾンページ

今度は大丈夫ね!
*
lafaroの高齢猫用食とトイレ砂と猫の草を買ってきた。猫は金がかかるがしょうがない。昨日からマイミクさんが3人増えてなんとなくうれしい。それにしても平日と休日の差がありすぎ、このブログ。

テーマ : 好きな事なんでも! - ジャンル : サブカル

2006/04/01 17:23 
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10年来にわたる非身体的DVの一例

メールマガジン拝読しています。
経験談の募集をされているのを目にし、
メールを送ることにしました。

私は28歳で、3歳の娘がいる者です。現在は夫と別居中です。
モラルハラスメント被害者同盟をいつも見ていて、
このメルマガの紹介があったので、登録しました。

ずっと、「自分が経験したことは、モラハラなんだろうか、
違うのだろうか、誰かに聞いてもらいたい、
モラハラ被害者同盟で書き込みをしようか、
管理人さんにメールを送ってみようか」と悩んでいたところ、
メルマガで経験談を募集されていたので
勇気を出してメールすることにしました。

>> ReadMore


先日、モラハラ被害者同盟で紹介されていた
別冊YOUの漫画のように、私の夫は、トマトを落としたとか、
ドレッシングがいつもと違うなどと言うようなことで
謝らせたり、ワナワナしだすというようなことはありませんでした。
家事を完璧にしなければいけないとか、そういうことはなく、
むしろ完璧にしなくても文句を言わない自分を、
いい夫だと自慢するようなところがありました。

夫は中学校3年生のときの担任です。
情熱的な教師でしたので、結婚後に、県内の金八先生と
人から聞いたこともあります。

卒業した後、私から連絡を取り、
高校1年生の夏ごろから付き合うようになりました。

確かに、些細なことでいきなり怒り出したり、
理由は分からないけど不機嫌なことはありました。
何か怒っているのかと聞くと、必ず「別に」と言われ、
明らかに不機嫌なので、また聞くと「怒ってないって
言ってるだろうが!」とさらに怒られました。
でも、漫画のように「もっと使える女かと思ったのに」とか
「役立たず」というような、そういう、冷たいというか、
あからさまな言い方をされることはありませんでした。

それよりも、日ごろから「オレは大学で発達心理学を
学んだから分かるんだ」と、私のことを「生い立ちのせいで
心が病んでいる」というようなことを言ったりしていました。
私は、事実、家庭の事情がとても複雑です。
彼は担任だったので、そのことを知っています。
中3のときは、彼が私の家庭の事情に首を突っ込んでくるのが
とても嫌で、最初は腹が立っていました。でも、いつの間にか
そうやって親身になってくれる彼を好きになっていました。

その言い方も、「君の心は、周りは温かいもので
ごまかされているが、分け入っても分け入っても闇で、
中心に近づくほど吹雪のように冷たく、
真ん中は空っぽの空洞だ。俺は反対で、
周りは冷たいが、中心はマグマのように熱い」とか、
私のことを欠けたバケツに例えて、
「君は、愛情を注いでも注いでもかけているから
どんどんこぼれて、どこまでも満足しない」とか
「俺にはよく分かる、お前は虚無感でいっぱいなんだ」とか
「自己肯定感がない、基本的信頼感がない」とか
「お前は俺と出会ってなかったら堕落していた。
水商売をして、ろくでもない男にひっかかっていた。
そうならなくてよかった。オレみたいな男に
出会ってよかった」などというような感じの言い方でした。

それから、私が何か言うと必ず批評(?)してきます。
「浅はかだ」「物を知らない」「笑ってしまう」「ダメだな」など。
だんだん思ったことを言えなくなっていきました。
自分が考えていることが正しいのか、
そうじゃないのか分からなくなりました。

最初の頃は、嫌なときは、その都度「そんな言い方はひどい」と
言っていました。そうすると逆切れされます。

私が一生懸命、「なぜそういうことを言われる(される)のが
嫌なのか」ということを説明しようとするのですが、
「愛とは受容することだ。お前はそれがない。」とか言われたり、
なんだか分からないけど私が悪いことになっていました。

なんだか理不尽だ、という感じがあるのに、
彼に訴えても分かってもらえないため
イライラしたり、カーッとすると、
「お前は溜め込んでいきなり爆発する。
よくないところだ」と言われたりしていました。

それでも私が折れないと、「これで気が済むのか!」と
コンクリートに頭を(彼が彼自身の頭を)
ぶつけたりしたこともありました。

だんだん、高校2年生の冬ごろから、私は精神的に不安定になり、
感情の処理ができなくなって、自分はダメな人間で、
生きている価値がないような気がしてきました。
原因は分からず、混乱し、学校に行けなくなり、
いつも「死にたい」と思うようになって、リストカットをしました。
今でも、その傷跡が残っています。
リストカットをしたことで、彼には頬を叩かれました。
普段は暴力は全くありませんでした。

あの頃はいつも「彼は何でも知っている立派な人で、
そんな人に私みたいな人間はつりあわないんだ」
と思っていたことを覚えています。

そうして私が精神的に荒れると、彼は「思春期だから、
生い立ちのせいで不安定になっている」と言いました。
私の力になるという感じで、病院に行くことを説得され、
連れて行ってやるからと言うので行きました。
病院では彼が先に心理の先生と話をし、
生い立ちのことを話したようです。

彼は、私の母親には「こうなったのは
全部お母さんのせいですから、病院に行って、
(生い立ちのことを)洗いざらい話してください」と言ったり
私の学校の、私にとても目をかけてくださっていた先生が、
彼に会いたいと言って会ったときも、
彼は私の生い立ちのことを話したそうです。
その学校の先生は、私の母親に生い立ちのことを聞いたと
言っていましたし、私も先生に生い立ちのことを聞かれました。

彼は、私には「母親におんぶしてもらったりして、
子どもの頃をやり直したらいいんだ」とか
「オレは今仕事が大変だけど、必ず仕事が終わったら
家に行くし、病院にも連れて行った。お前の親や
先生にも会って話をした。俺は絶対見捨てない。」
「オレはお前の担任だったんだから、
お前に問題があることは百も承知だ。
それでもお前とやっていこうと決めたんだから、
見捨てたら俺は教壇に立てない」などと言っていました。

彼からは「お前は、オレがいないと生きていけない」とか
「俺がいないとお前はだめになる」などと言われていたので、
だんだんマインドコントロール状態になり、“つらいから、
余計に彼にもたれかかる”という悪循環になったように
思います。あの頃は「本当に自分はダメな人間で、
恥ずかしい」と思っていました。

高校3年生で結納をすることになった時、
結婚はまだしたくないから延期してほしいと訴えましたが、
「いまさら無責任」、「親(彼の)に何て言うんだ」、
「お前はすぐ途中で投げ出す」とか、
「結婚しなかったらどうするんだ。お前に何ができるんだ。
大学だって行くお金がないし、就職だって今の時分あるわけない」
など、あらゆることを言われ、聞いてもらえず、
その後、数時間泣いて訴えても無視されました。

高校を卒業してすぐ結婚して、それからは
「お前にぶつけることで精神の安定が保てる」、
「お前はいつも元気で笑顔でオレのことを
受容するべきだ」と日々八つ当たりされました。

私は「今日これを言ったら怒られるだろうか、
機嫌はどうか、学校で何もなければいいのに」と思い、
何か言うにもタイミングを計り、言い方を考え、
彼がどうしたら機嫌よくいてくれるのか考えて
生活するようになりました。

体調が悪いと「面白くない!」と不機嫌になられました。
精神的な不調はもっと許されませんでした。

機嫌がいいときは怒らないことでも
機嫌が悪いと怒られたりしていました。
明らかに彼が悪いと思い、訴えても、
「お前が何を言うか!」と始まり、職場の先生の話を出して
いかに自分が完璧に近い夫かということを話したり、
「オレだっていろんなことを我慢して生きているんだから」とか、
「オレが外で働いているからお前が生活できるんだから、
お前は俺を支えることが仕事だ」などと怒られ、
結局、何も言えなくなりました。

どうして謝ってくれないのか聞くと「オレはぜったに謝らない。
全てお前が悪いことになっているんだ」と言われたり、
「オレが何か努力したり、お前に歩み寄るということは
一切ない」と断言されたこともあります。

毎日とにかくつらく、逃げることも、
訴えたり立ち向かうこともできないため、
自分が楽になるには彼の言いなりになるしか道がなくなり、
「小さいことなのだから気にしないようにしよう」とか
「彼はとてもすばらしい男性で、この世の中に、
彼のようにすばらしい人はなかなかいない」とか
「私は彼がいないと生きていけない」、
「私は、そのすばらしい彼のことを、とても愛しているんだ」と
自分に言い聞かせ、彼に何を言われても我慢し、
全て笑って済ませて、多大な努力をして自分を殺していきました。

彼によって心を殺された、というよりも、
自分で自分の意識改革をした感じです。
そのため、表面的にはうまくいっていましたが、
その頃から呼吸がうまくできなくなることが起こるようになりました。

結婚後7年目に出産し、娘が生まれました。
妊娠中、ちょうど彼の父親の大腸がんの手術があり、
いつも「子どもは父親の生まれ変わりだ」とか
(その父親は今も普通に生きています。)
「俺の子どもなんだから、自閉症くらいの障害は必ずある。
障害はなくても、お前がそんなにアレルギーがひどいんだから、
アトピーは絶対にある。絶対苦労することになっているんだ」と、
彼に言われていました。

また、「子どもが生まれたら、お前は必ず生い立ちのことや、
母親との関係を見つめ直すことになる。
そのことを乗り越えない限り、子どもが変になる」とか、
「子どもが必ずどこかに導いてくれるはずだ」と
しょっちゅう言われていました。

産後2日目くらいに、病院で、私が子どものオムツ換えを
しているときに、彼が「この小さい唇をどっかの男が
奪うかと思うと…」と言い出し、さらには「ここにどっかの男の
チ○コが入るのか。嫌だなぁ。かといって
オレのを入れるわけにいかないしなぁ」と言ったのです。
また、子どもが3ヶ月か4ヶ月くらいの頃、
彼がお風呂に入れているときに、子どもの性器を眺めて
触っている(撫でている)のを、2回、目撃してしまいました。

この出来事で、少し彼との心理的な距離ができたように思います。
それからまた私の反抗が始まりました。

必死に彼に訴えたり、文句を言うようになりました。
彼は、相変わらずまくし立て、(本人はまくし立ててなんか
いないと言います)「人生とは苦行だ。」とか
「人生とは、垂直な岩を、素手で登るようなものだ。
ちょっと足場があって休めても、またすぐに
上り始めなければいけない。それは死ぬまで続く」
などというような感じで話をそらしたり、
私のことを生い立ちのせいで被害妄想的だと言ったり、
「お前はただ単にオレと向き合いたいだけなんだ。
だから議論を吹っかけてきて、議論するという形でも、
向き合えることで気持ちが落ち着くんだ」と言ったり、
「今は仕事が楽だからいいけど、これで仕事が大変だったら
オレは自殺しているかもしれない」とか
「外で人をブチ殴るかもしれない。刑務所に入るようなことに
なるかもしれない」とか、「オレが腕を切り落としたら
お前は気が済むのか!オレが目が見えなくなったら、
お前はオレを許してくれるのか!」などと言われたりしていました。

私は、彼が言うことに一つ一つ弁明や説明をしなければ
いけない感じで、話が通じないため、いつもカーッとなっていました。
そのことをまた彼に指摘されます。
私が感情の処理ができなくなって、物に当たったりすると、
胸倉をつかまれたり、床に押さえつけられたり、
投げられたり(彼は昔、柔道をやっていました)という
喧嘩になったことが3〜4回くらいあります。

それでも私が抵抗をやめなかったからか、そのうち
「オレは自信がない。もう消えてなくなりそうだ。」と
床に突っ伏したり、「オレはバカでダメで、自己中心的で
どうしようもない人間だ。オレの自信を元に戻してくれ!
回復させてくれ!」と言うようになりました。

私があまりにもひどいことを言っているように言われるので、
そんなに私はひどい人間なのかと思い、うつ状態になりました。
ネットでうつ病だろうかと調べていたら、人格障害というのを
見つけ、彼が言う私のパーソナリティにそっくりだったため、
私は境界性人格障害なんだと思い込みました。

それでも少し客観的な意見を聞く機会があったりし、
「おかしい、本当に私は人格障害なんだろうか、
私が全部悪いんだろうか」と疑問を感じるようになりました。
この頃、必死に何がつらいのか、自分の何がいけないのかを
探ろうと、ノートに、起こった出来事や自分が感じたことなどを
書きとめていました。この頃はまだ、暴力には、
精神的なものもあるということすら知りませんでした。

考えれば考えるほど、「私はおかしくないんじゃないか」→
「そう思うこと自体、私が人格障害だから人に責任転嫁して
いるのでは…?」と堂々巡りになり、混乱は増すばかりで、
必死にインターネットで情報を集め、とある本にめぐり合い、
すぐに取り寄せて読みました。

著者は、母子関係も専門としていらっしゃるお医者さんで、
会ってみたいと彼に相談したところ連絡を取ってくれ、
すがる思いで、当時まだ1歳の子どもを連れ、
飛行機に乗って何時間もかけ、会いに行きました。

ようやく、そこで自分はおかしくなかったと気づくことができ、
マインドコントロール状態から抜け出ることができました。
そのとき、「だまされた!」と感じたのを覚えています。

それから紆余曲折あり、彼に、カードや通帳を
全て取り上げられ、籠の鳥状態にされたことをきっかけに
「もうだめだ」と思い別居しました。別居してから1年半になります。

今は一切連絡は取っていませんし、
メールなどが来ても無視しています。
まともに関わったらダメだと思うのです。
彼と正面から立ち向かおうとすると、
必ず、アリ地獄にはまるような感じがしていました。

私が経験したものはいったい何なのでしょう。
これもモラハラと言えるのでしょうか?
自分の身に何が起こっていたのか分かるまで
10年かかりました。モラハラという言葉を知ったのは、
残念ながら調停後(調停は当然うまくいきませんでした)です。
それでもはっきりモラハラだと確信ができません。

かなりな長文で本当に申し訳ありません。
うまく短くまとめることができませんでした。

これもモラハラにあたるのでしょうか。
いずれ弁護士に相談するつもりですし、
ご意見いただけたら幸いです。


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2006/02/17 18:19 
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こころの治療は怖くないっ☆第2号

2005年12月11日発行
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   こころの治療は怖くないっ☆        No.2 (隔週刊)
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こんにちはnishima@西宮侑里です。

このメールマガジンでは、精神科医の目から見た世の中のことと、知ってて得する、現場にいなきゃわからないささやかなすきま情報を中心として、人権問題をなども考えながらも、あくまでも深刻な表現を避けきわめて無能なタッチでお送りします。時々突飛でもない表現などございますが、ご了承を。

人権問題としてのモラルハラスメントに関しましてはなるべく皆さんに知っていただきたいので随時それに関連したゲスト執筆者や、リンクなどをご紹介していきたいと思っております。モラルハラスメントや人権問題について書いていただけるゲスト執筆者の方もこれから時々日常業務の都合に合わせて入っていただけるかと思います。今回はカウンセラーの谷本恵美さんです。モラルハラスメントの基本論についてお話いただきます。

ご意見ご感想などありましたら、お気軽にメールをください。
voice@nishima.org

>> ReadMore
それではよろしくお願いします…

[責任編集: nishima@西宮侑里]

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■1.用語解説(1)自己愛(2)ニートと自己愛    西宮侑里
 精神医学・心理学の用語で今後必要になりそうなものを、
 ピックアップして説明します。今回も「自己愛」について。

■2.病気の人を見る視点〜人間としての品(2)    西宮侑里
 西宮のメインコラムです。 今回は病気の人への偏見について。

■3.『女性の心を応援しています。カウンセラーえみです』
(2)モラハラの引き金は?              谷本恵美 
 前回に引き続き、カウンセラーの谷本恵美さん。

■4.編集後記                    nishima
う
■5.お知らせ

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☆
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■■ 1.用語解説(1)自己愛について(1)健康な自己愛  西宮侑里  
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(1号:11月19日号に続いています)

近年、ニートや引きこもり(精神病性のものを除く)が増えていると聞きます。また、この本篇で触れていくモラルハラスメントケースの加害者の背景にどうも人格障害といわないまでも、女性に寄生したり他人を不当に利用しようとする傾向の人が多いと聞きます。これらの社会的問題に共通していることのひとつに「自己愛傾向」の問題があるのではないのかと思います。

なぜ大人になっても自分お化けになってしまう人が増えてしまったのか…ひとえに月並みですが受験勉強の影響は否定できないと思います。

勉強ははっきり言ってそんなに頭がよくなくても、時間と環境さえ与えられれば出来るものだし、対人関係のスキルは必要としないし、むしろ友達がいないほうが勉強に集中できるようないわれ方もされます。それに、単なる数値の序列に過ぎないために結果は簡単に現れやすい。すなわち自分のコントロール内に結果が収まるということです。そして順位や偏差値、学校閥、学校のブランドといった自分以外のものさしで周囲からも評価され、自分でもそれが正しいと誤解してしまうのです。このような背景から、思春期の自己愛傾向が修正されないまま大人になってそのまま社会にでてしまう人が多く出てしまいました。自己愛傾向のある人たちが社会に出てからスキルを身につけるためには、自分の自己愛を抑えなくてはいけないのにそれを上回るだけの自尊感情が育っておらずーーー彼らのよりどころは時として学歴や学校のブランド、一流企業では企業のブランドですーーーこんなに優れた資質のある自分にこんなつまらないことをしろというのか、そういって彼らは傷つき、社会に参加することから撤退したり、積極的に自分の能力に見合う就労をしようとしなくなります。そうしてますます社会的スキルは身につかず、社会への恨みや回避する感情ばかり育ち、自分の手を汚さず生きることを考えるようになります。学ぼうとも働こうともせずあるものは親に寄生し、あるものは女性を利用し、すなわち、前者はニートとなったり、後者はモラルハラスメントをしたりするのかもしれません。若干の方向性の違いはあってもこれらの人々には似たような気持ちが背景にありそうです。

こういう人たちを放置したり非難したりしても何も始まりません。こういった人たちも、なぜ自分たちが悩み、傷つき、自分がなぜ傷ついてばかりなのかということを「気がつくこと」で解決の糸口はありそうです。もちろん、このような人たちの対応で困っている人にもどうしてこのような人たちはこのような行動をとるのか、わかるようになるだけでも、傷つけられたり振り回されたり大変な思いをすることは減りそうです。

このメルマガでは今後も、随時「自己愛傾向」について考え、他人からその影響を受けた場合(あくまでも「傾向」の問題として、1.5号(11.27日号)参照)や、自分が「自己愛傾向」をうまく処理です苦しんでいる状況にあると悩んでいる場合、どのようにしたら回復へ向かって行けるのかを考察していきたいと思います。

最後に、この問題は本人も周囲も苦しむことなので、どうしても視点が偏ると被害者や傷つく人が出ます。正直書くのはきついです。あくまでも現象として捉えて問題の解決への糸口を見つけられたらなと思います。
【了】

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■■2.病気の人を見る視点〜人間としての品(2)     西宮侑里
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(1号:11月19日号の続きです)
前回は、持病のある若い女性が、エリート男性と交際したが、短期間で別れたという話を書きましたが、その続き…

「彼」の過ちは、病気でその人の人格を勝手に決めつけ、ありのままの彼女を見ることを省略したことだ。それは自分以外の他者をきちんと見ようとしないエリートにありがちな視点である。それは人間としてやってはいけないことだ。人を見下した、まったく品のないことである。

「でもね、彼、私と付き合っていたときも2型糖尿病の患者(生活習慣病といわれる)は自己管理がなっていないって言ってて、そのあたりからまずいのかなとあたしも思ってたんだ…」

彼の中では「清廉な悲劇のヒロインの1型糖尿病の彼女」と付き合っているということで自分の中のナルシシズム(この文脈ではエゴイズムに近い)を満たそうと思っていたのかもしれない。どの道、彼はありのままの彼女を見ようとしていなかったし、完全に生身の彼女を無視していた。これは彼女を見下していたことに過ぎない。

このことは極端な例に思われるかもしれないが、多かれ少なかれ、人は悪意もなしに気付かないうちにこういう心理に陥っていないか?病気の人間をヒーローに祭り上げることは、―――その実際の苦しさをわかろうとせずに祭り上げることは、実は見下していることと同じだということを人は気付かなくてはいけない。病気をすることは誰しもが苦しいし、辛い。偉い病気も卑しい病気もない。でも、気持ちの中で偉い病気と卑しい病気を作ってしまうことは、その人の存在自体を見ようとせず、病気という点だけでその人を見てしまい、結果としてその人を見下していることになる。そしてそれは人間として本当に本当に品がないことなのだ。私は3度そう言ってこの文章を閉じようと思う。

【了】

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■■3.『女性の心を応援しています。カウンセラーえみです』
(2)モラハラの引き金は?               谷本恵美 
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私が見てきたクライアントさんのケースの中で、モラルハラスメント加害者といわれる人の行動の、最も多く見られる原因・引き金は(モラハラの加害者となる人の?)ストレスです。もちろん、これだけが原因ではありませんが、あくまでも引き金、と捉えて下さいね。

 ストレス下におかれた普通の人は、そこから脱するためにスポーツをしたり、映画を見たり、と気分転換をはかったりします。しかし、モラハラの加害者タイプはストレス解消のために、身近にいるパートナーを攻撃するという行動に出ます。

 最初は、こんな人ではなかったのですが、という声をよく聞きますが、モラハラ加害者的な性質を表出するまでは、彼はあなたに気に入られるべく努力を惜しまない人だったはずです。あなたを愛することが目的ではなく、あなたを確保することが目的なのですから、信じられないほど、あなたに気に入られるような言動をその人は積み重ねたのではないでしょうか? だからあなたとその人が親密になった時、あなたにとっては愛しい人。そのため、彼の様子がなんだか変だな、と思っても、はじめ、あなたは相手の立場を思いやって、イライラしているのだから受け止めてあげよう、今日は我慢してあげよう、なんて思ったりします。そんなあなたのことを加害者は、「あいつは、俺が当り散らしても逃げないな」と学習し、自分のためにあなたを利用し続けるようになります。あなたも、どれだけ我慢したら、彼は自分に気づいてくれるのだろう、と日々を重ね、気がつかないうちに、完全なる彼らのストレスのゴミ箱になっていってしまうのです。

 誰かに当たり散らしてしまう、このようなストレスの発散の仕方を、誰しも実はついついやってしまうことがあります。この「当たり散らす」は、厄介なことに、ストレスの最も簡単な発散方法であったりしますので、誰でも一度や二度経験があるかと思います。たいていの場合、自分で気づいて、ああ、悪いことをしたなあ、と思ったりする。ここがポイントです。

 ただ、当たり散らすという行為は、ついつい、その手段を繰り返すパターンにはまってしまいやすいのも確かです。そのパターンにはまってしまうと、脱するのが困難になってしまいます。正常にストレスを発散できない状態にその人がいるということは、心理的に不適応な状態と言えるでしょう。「自分で気づいている」人、自分の行動に苦しんでいる人、というのは、その苦しみをしっかり見つめて、誰かに相談するなり、カウンセリングを受けるなりして、自分の力で脱する可能性も持っています。ただ、被害者となっているあなたが、その人を理解させてあげよう、変えようというのは無理であることはわかっていて欲しいと思います。あくまでも、その人自身が気づいて苦しんでいて、当事者間ではない第三者の手を借りる必要があります。

 ただ、前回お話しした「真性」。もとより「真性」のタイプの人もいるわけです。そういう人は、もとよりその手段でしか、ストレスを発散できないし、それどころか、被害者タイプをそばに置くこと、自分がその相手よりも優位に立っていると自分で思える状態にあって、やっと自尊心を維持できる人たちなので、それは、ある意味病的であるとも言えるでしょう。
 こうした、「真性」の人と関わってしまった人は、残念ですが、自分のために、その人から少しでも早く退避することが必要です。以前はこんな人ではなかった。私がなんとかしなければ、なんて決して思わないで下さい。(小声でお伝えすると、苦しんでいるふりをすることで、あなたを引き留める、という行動も、「真性」の人たちはするということです。)
 
【このシリーズの次回に続きます…お楽しみに!】 

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■■4.編集後記                     nishima 
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鍋焼きうどんをいつものとおり土鍋で茹でていたら、「ピキン」と音がして、それでも火にかけ続けたら突然真っ二つに割れた。せっかく豚肉とねぎとチンゲン菜でいい感じのだしが出ていたのに、汁はレンジの下に吸い込まれてしまった。仕方ないからまた市販のそばつゆを使ってアルミ鍋で茹でてどんぶりに盛り付けして食べたが、だしが逃げていったせいか、お気に入りの土鍋が割れたショックか、いまひとつ美味しくない。背中を丸くして食卓に向かう私をlafaroがじっと見つめていて視線が合ったら、大きな伸びとあくびをした。

このねこの名前からとったlafaroというIDはここ1年ばかり使っていたけど見事なまでに読み間違い、タイプミスを誘発するIDだと思う。皆さん、申し訳ありません。それにしても一番迷惑なのはこんな名前を付けられたうちのねこだろう。実際母はうちのねこの名前を覚えられず、「ラーちゃん」と呼ぶ。

近所の人はうちのねこの名前は「ラーメン」だと思っている。実際lafaroでもラーメンでも彼は機嫌が悪ければ知らん顔をするし、空腹なら擦り寄ってくる。そうだ、名前なんて記号にこだわるのは人間だけなのかもしれない。

谷本恵美さん、お疲れ様でした。シリーズ次回での展開が楽しみですね。次号かその次では、あの「モラル・ハラスメント被害者同盟」管理人の熊谷早智子さんのお話も伺えるかも。

それではまた次号、楽しみにしていてください。ああ、ねこになりてぇーー。

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■■5.お知らせ  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*谷本恵美さんのサイト おーぷんざはーと URLはこちら。
             http://www.othpage.com/
*製作協力 モラルハラスメント被害者同盟
   管理人@fix(熊谷早智子)さん。
             http://www.geocities.jp/moraharadoumei/
 * 次号(第3号)発行は2005年12月25日です*
 * 当メルマガのバックナンバーは下記のURLで閲覧可能です。
   幻の創刊号はそちらまで…
http://blog.mag2.com/m/log/0000175773

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* 西宮侑里のサイト   「西宮侑里web」
       URLはこちら(http://nishima.orz と入力しないように…)
             http://nishima.org
    
*ご意見・ご感想は voice@nishima.org までお願いします^^

責任編集・発行:西宮侑里
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2005/12/11 15:15 
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こころの治療は怖くないっ☆増刊1.5号

    2005年11月27日発行
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   こころの治療は怖くないっ☆(臨時増刊)  No.1.5(隔週刊)
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こんにちは、nishima@西宮侑里です。

まぐまぐのシステムをあまり理解しておらず、11.19にあわててUPしたところ、そのままアップロードされてしまいました。私のブログでは皆さんのお手元に11.27に届きますというお約束をしていましたので、今回11.27発行の1.5号は西宮記事単独の臨時増刊になります。えみさん、酒蔵さんの記事は2号に掲載されます。

今回は西宮のモラルハラスメントについての記事と、病気を持って生きることへの考察の2本立てで行きます。

>> ReadMore
ご意見ご感想などありましたら、お気軽にメールをください。
voice@nishima.org
また、特にモラルハラスメント?と思う経験をお持ちの方は、編集委員で協議した上で本編中で取り上げさせていただきますので、何卒メールをよろしくお願いします。

それではよろしくお願いします…

[責任編集: nishima@西宮侑里]

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■1.モラルハラスメント論考〜モラオさんと自己愛   西宮侑里
■2.ロバの耳穴〜じたばたしたっていいじゃない    西宮侑里
■3.編集後記                    nishima
■4.お知らせ

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■■ 1.モラルハラスメント論考〜モラオさんと自己愛性  西宮侑里  
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実は今これを飲み屋で書いている。今日はボジョレーヌーボーの解禁日らしいが、新しいワインなんぞに興味はない。輸入ビールをちびちび飲みながらで申し訳ないが、今日はモラオさんの心理について。この「モラオ」さんの部分をあなたの周りのトラブルメーカーさんや「困った彼女」に置き換えても十分通じると思います。

モラルハラスメントをする人のことを、マリー・フランス・イルゴイエンヌという人が「自己愛性の変質者」といいました。(原文ママ:この表記が人権上はどうかと思うのですが)、この人が自己愛と表記したのは実は精神・心理の専門家にはぴんと来るのですが、実際現場で「自己愛性人格障害」の「治療」に当たっている分にはうなずけても(実際大変です)、疾病概念を理解していない人がこの言葉に触れると、被害者が出たり、精神疾患差別を生んでしまう危険な言葉なので、翻案が必要だと感じました。

イルゴイエンヌさんの提唱した「自己愛性」について、噛み砕きましょう。実際はモラルハラスメントをする人は実際は人格水準(社会に適応している水準といいましょうか)が神経症水準から境界水準、これを言い換えるとステイタスの高い仕事をしている人から社会への適応が全く出来ない人からまで様々なのです。

しかし、この人たちに共通しているところがあります。それは自分というものすなわち自我の器が小さく、もろく、自分というものを抱えておけないということ(自我脆弱性といいます)。それをイルゴイエンヌさんの言った「自己愛性」に置き換えてみます。実際こういう人たちにひどい目に合わされているという人たちはしっくり来るのではないでしょうか。以下、その具体的なことを説明しましょう。

この人たちは「ストレス」をうまく自己の中で処理をすることが出来ません。自我の器が小さいからです。つまり、幼く、自己というものの確立が本当の意味で出来ていないということです。また、社会規範にのっとった社会生活を送ることはこの人たちにとって自分というものの存在が常に傷つけられることを意味します。ですから、自分が被害者を演ずる形なり、またしつこくパートナーの過去を聞きだしてあらを探すなりして、二人の間の鍵となるものを何とか握ろうとします。そのためには、鍵を握るまではパートナーを必死で喜ばせ、理想の彼氏を演じます。これはいかなる心理か?それは鍵を握ることで相手の
ことをコントロールし、無制限にパートナーが自分からの依存攻撃をうけられる理由を作りあげるのです。何故コントロールをするのか?それは彼らは恋をすると相手を自分の一部と見做すようになります。そこで自分の自我の一部である彼女が勝手な動きをするのを恐れるようになります。

だから本来は男として最低な、付き合っている女性の過去をしつこく、しつこく聞く、ひどいものになると睡眠をとらせず(これはコントロール・洗脳や自白に使うよくある手段です)性行為をしながら嗜虐的に嘘を吐かせるというものまでいます。そして、彼女が「真実」(執拗な尋問のために作られた「真実」もあります)を言った瞬間から、彼女のことをいつでもコントロール可能で、ストレス状況下で依存攻撃の対象にしうる「下等な自己」とみなし、終わりのないコントロールと残虐ゲームが始まります。彼女を自己の一部分と見做し、そしてコントロールする。そして、結果として自己の意識の座である自分自身
を常に高みに登らせ、自分というものを保つ。これが「自己愛性」の正体なのでしょう。

いずれにせよ、モラルハラスメントにおける自己愛性というものは、自我の脆さから、他人を踏みつけにしたよりどころなき虚勢に近いものという側面があります。それが自分ではなく完全に他者への攻撃性に向かっていることが何よりも問題になるのです。


参考図書:マリー・フランス・イルゴイエンヌ 
    「モラルハラスメント〜人を傷つけずにはいられない」


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■■2.ロバの耳穴〜じたばたしたっていいじゃない     西宮侑里
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こんにちは、nishimaです。今日は病気とのお付き合いについて…この稿ではあえて「患者さん」といわず「患者」表記をします。すみません。

精神科の病気に限らず、病気の治療の第一歩は「病気を受け入れる」ということから始まります。これを医療従事者はあたかも当たり前のことのように言いますね。だって仕事だもん。しかし、患者にとっては仕事じゃなくて人生だ。ここに医療従事者と患者の間に深くて暗い溝が横たわっているのである。

医学部では、患者の気持ちは教えない。患者の気持ちなんてぎりぎりまで追い詰められなくては、自分で味わわなくては覚えない感情。かといって、持病もちの医者がいい医者かというとそれも私ははっきり否定する。というのは往々にして反動形成(手っ取り早くいうとへんな強がり)によって医療者は自分が病気をした弱さを認めようとしないからだ。それに病気だからと言って手加減されるほど第一線の現場は甘くない。高名な医療者が病気をして病棟のトラブルメーカーになって担当医の胃が痛くなる、われわれが狩り出されるなんて話も時にはある。

だから、医師に病気の人の気持ちがわかることを期待するのは、なかなか難しいことなのではないかと私は思うのだ。精神科の基本は傾聴と共感であるが、所詮共感のレベルでは役に立てないことが以前からわかってきた。しかし、世界観まで入り込んでしまうのは、本来は職能としての立場を超えた逸脱行為である。

精神科医のなかには時々抗精神病薬を飲んでみたりするなど、「努力」する人もいるし、実験の被験者として規則服薬と採血を受ける人もいるけど、薬を飲むのが大変とか、実際はそんな程度のレベルで患者の立場の人は「病気を受け入れがたい」のではないのである。

一歩下がって、お医者さんへ。病気のあることでどういう不便がありますか?将来の発症よりも日常でどのような待遇を受け、どのような差別をこの患者さんは受けるのですか?患者さんが優等生とか不良だとか言っているあなたが病気をしたときがどうなるのか知りたいですね。そして、この患者さんの人生を考えたことはありますか?

ひっくり返して、患者さんへ。病気をしたけど、今の状態がありがたく感じるのであれば、それを維持するためにはどうしたらいいのですか?今の状態が耐え難いのならどこが耐え難いのですか?どのようになったら楽になりますか?悔しい感情は本当はどこに向けるべきなのですか?近い将来どのように生きたいのですか?

ゴングを鳴らしてみたものの、ますます深くて暗い川の川底を掘り返してしまったような気がする。でも、こういう問題ってあまり話されていないと私は思ったりするのだが…

唯一つ、患者の立場になった人へ。医者、特に身体科の医者は、よくて共感はしても、あなたを完全に理解をしてあげられない。だから徹底的に悩んで愚痴れる人に愚痴って、どこかで独り言をつぶやいてほしい。でもそれは人を憎むためでも誰かを恨むためでもなく、自分自身を理解して愛するため。自分以外に自分のことを理解は出来ない。自分のことをわかってあげられれば、病気のこともきっとわかってあげられると思うから。どんどん、いろんなところにロバの耳穴を掘ってほしいと思う。何よりも自分自身のために。


※ちなみに慢性疾患に伴う適応障害は精神科の介入範囲です。
※※nishimaが自分のために掘った「ロバの耳穴」はネットの各所に散らばっています。ハンドルは教えな〜い♪

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■■3.編集後記                     nishima 
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今回はあわてて、27日0:15を楽しみにしてくれている人向けに配信してみました。私の文章だけだと弱くていかんですな。次号、12月11日(第2)号はパワーアップ酒蔵さんと、えみさんのモラルハラスメント理論に注目です。

世はクリスマスムード真っ盛り、赤と緑とクリスマスソングで、精神的に背中に20kgの砂袋をしょってしまう人間は私だけではないはずだ。サンタよ、プレゼントは宅配便で送っておくれ。頼むから街にやって来ないでおくれw…それでは次号をお楽しみに^^


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■■4.お知らせ  
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*谷本恵美さんのサイト おーぷんざはーと URLはこちら。
             http://www.othpage.com/
*製作協力 モラルハラスメント被害者同盟
   管理人@fix(熊谷早智子)さん。
             http://www.geocities.jp/moraharadoumei/

 * 次号(第2号)発行は2005年12月11日です*
 * 当メルマガのバックナンバーは下記のURLで閲覧可能です。
   幻の創刊号はそちらまで…
http://blog.mag2.com/m/log/0000175773


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*西宮侑里のサイト、こころの治療は怖くないっ☆ http://nishima.org

*ご意見・ご感想は voice@nishima.orgまでお願いします^^
また、モラハラかもというご相談なども「協議希望」と明記の上、sitsumon@nishima.orgまでお送りください。 編集委員で協議して、本文中に回答と共に挙げさせていただきますね。心の悩みについてもsitsumon@nishima.orgまでお寄せください。メルマガ上で回答します。

責任編集・発行:西宮侑里

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※転載・転用についてはvoicd@nishima.orgまでご相談ください。 
Copyright(C)2005 Yuhri Nishinomiya. All Rights Reserved.

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2005/11/27 20:34 
メールマガジン | Top ▲

こころの治療は怖くないっ☆創刊号

                2005年11月19日発行
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   こころの治療は怖くないっ☆        No.1 (隔週刊)
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こんにちは、にしまー@西宮侑里です。

いつもはブログ上でバカなことばかり書いていましたが、今回メールマガジンという形を借りて、病気をすることに伴って病気・障害の当事者が味わう人権侵害(差別・偏見・精神的虐待)と、それと似たような周囲・相手の心理機制によって多くの女性が苦しんでいる「モラルハラスメント」という、二つのなかなか理解してもらえない、日常ではお話ししにくい「人権」に関わる問題について皆さんと一緒に考えていこうと思います。記念すべき第一回は主にモラルハラスメントについて。

随所に編集長のキャラクターによりあほな話もありますが、ご了承ください。また、謎の美女・酒蔵さんをはじめとする編集委員とお話をしながら作っております。

ご意見ご感想などありましたら、お気軽にメールをください。
voice@nishima.org
また、特にモラルハラスメント?と思う経験をお持ちの方は、編集委員で協議した上で回答とともに掲載させていただきますので、「協議希望」と明記の上、メールをよろしくお願いします。(ただし、内容は公表可能なものに限らせて頂きます、ゴメンナサイ)

>> ReadMore
      それではよろしくお願いします…

[責任編集: にしまー@西宮侑里]

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■1.用語解説(1)自己愛(1)健全な自己愛    西宮侑里
 精神医学・心理学の用語で今後必要になりそうなものを、
 ピックアップして説明します。しばらくは「自己愛」について。

■2.るーむ・酒蔵                 酒蔵一巳
 カップルの間にあるモラハラな出来事を酒蔵ねぇさんがズバリ斬ります。
 モラルハラスメントケース集です。※モラルハラスメントは社会現象です。
 「なぜか自宅がモラハラ相談室と化してしまう」という酒蔵ねぇさんに、
 わかりやすく例を挙げてもらいます。

■3.病気の人を見る視点〜人間としての品      西宮侑里
 西宮のメインコラムです。 今回は病気の人への偏見について。

■4.『女性の心を応援しています。カウンセラーえみです』
(1)モラハラとDV                 谷本恵美 
 今回はカウンセラーの谷本恵美さん。

■5.編集後記                   にしまー

■6.お知らせ

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■■ 1.用語解説(1)自己愛について(1)健康な自己愛  西宮侑里  
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自己愛という言葉はあまりよい使われ方をしないと思います。これはナルシシズムの訳語で、平たく言うと自分のことばかりにしか目が向かない、「自分お化け」の状態を指します。

しかし、これがすべて病的なのかというとそうではなく、どんな人にも自己愛は存在します。こどもは往々にして自己愛の固まりです。自分を認めてもらわないと傷つき落ち込みます。

だけど、多くの人は大人になると「自分お化け」ではなくなります。子供のころから学校や家庭や職業で少しずつ挫折と成功体験を味わい、本当の「自尊心」を身に着けると、「自己愛」というもので自分を保たなくても平気になるのです。

また、こどもの自己愛というものは大人になるために必要なものであって、その時期に自分の力より一つ上のことにチャレンジしていく原動力にもなり、そういう体験を重ねることにより本当の「自尊心」を身につけていくのです。また、中高生の鋭敏な感受性は自己愛のなせる業です。その時期に悩んだり友人達との深い交流の原動力ともなります。この場合の自己愛は周囲との関係性により修正され、健全な自尊心へと変化していくのです。

【シリーズ続く】

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■■2.るーむ・酒蔵 (1)             酒蔵一己
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この頃は、「モラハラ」っちゅー、タチの悪いイジメが流行っておりますとか。
今日はわたしの身近な話をひとつ。


Q:28歳 会社員 T子です。
職場で出会い、付き合い中の彼のことで相談です。

最初は仕事やPCの使い方を教えてくれたり、週末ごとにドライブに誘ってくれたりと、とても親切でした。私も彼に心を許し、過去にいじめを受けていたこと や、過去の男関係の話を問われるままに話し、その時は、彼も優しく相談に乗ってくれ、慰めてくれていたのです。

ところが、最近、「お前の過去が許せない」「お前に悪い所があるから、すぐに人に騙されるんだ」「お前の生き方自体が間違っている」「はあ〜。俺に、過去に傷のある女の尻拭いをしろと言うのか」と、事ある毎に非難されて辛いです。

確かに、事実、彼の言う通りなのですが……。
何も話さなければ良かった。後悔しています。

その反面、彼が私の悪い所を一生懸命直してくれようとしているのだと、感謝する気持ちもあり、複雑です。

最近では彼からの電話に出ようとすると
「今日も責められるのかな」とドキドキして、苦痛です。

===============================

A:T子はん、酒蔵です。
まあまあ、落ち着きなはれ。お茶でも一服。ずずずいーっと。

……いやあ、エライ目に遭いはったねえ。
こんなこと、言うたらナンやけど、その彼、相当、変わってはるわ〜。
「そうかなあ?」って? そうやろ、普通。
「優しく相談に乗って」おきながら、後でその話を持ち出して、
ぐだぐだとアンタをイジメてるねんからな。

第一、ぐだぐだと恨みがましいこと言うて他人を責める人間に、
ロクな奴はおらん。
「強い犬は吠えぬ」って、聞いたことあるかなあ?
たとえば、チワワやポメなんかの小型犬は、キャンキャンとやかましぃ、
吠えよる。
しゃーけど、ほんまに強い犬は、必要のある時にしか吠えへん、
という話のことや。
男も一緒。
がみがみ言うて噛み付くんは、心の弱い証拠。
言うなれば、神経質なタイプやね 。
これから先も、些細なことであなたを非難し続けるやろう。
人の性根はそうそう変わらんからな。
そこも分かって、付き合ってあげる、って言うんやったら、
わたしは止めへんけどな。

しゃーけど、よう考えてみ。
その彼氏ってのは、過去に、一切、染みのひとつも無いような完璧な人間で、過去にあなた以外の女性と付き合ったこともないお人かいな?
ありえへんと思うけど、それはそれで、滅茶、怖いがな!!

ええか。
元はと言えば、「彼がアンタから、わざわざ昔話を聞きだした」んやろ?
で、貴女が素直に答えたら、急に怒り出した。
なあ、それ、ズルイと思わんか?
過去にイジメを受けたとか、余所の異性とつきあってたとか……、
そんなん、誰でも経験してることやがな。
「そうかー。辛かったなあ」、言うて、あとは忘れたフリしてくれるのが、本当の優しさや。
この彼氏さんのやってることは、一見、「あなたを思ってくれての忠告」に見えるかも知らん。
けどな、実は、これ、モラハラの手口やねんよ。

モラハラっていうのは、いわば、大人による、タチの悪いイジメ行為のことや。
モラハラの加害者は、ターゲットを見つけた途端、その粗探しをしながら、さもぬけぬけと思いやりのあるような言動で、あなたを思い通りに動かし、自分の都合のいい人間に改造しようとしよる。

今回のツッコミドコロとしては、
彼があなたの「生き方」とか「考え方」を非難してるところや。
ここ、要注意ポイントやで。

しかも。「あなたの人の良さを直せ」と言いながら、
彼に対してだけ、従順でいるように求めている。

  他人に素直なのはアカンけど、彼に素直なんはええんかいな!
  彼氏はあんたの神様かいな!

神様やとしたら、えらい心の狭い神様やで〜。

だんだんあなたは、何をしても彼に叱られるようになるやろう。珈琲一杯飲むのも、息ひとつ吸うのにも、彼の顔色を伺うようになるやろう。
わたしは長う生きてるぶん、そうやってどんどん自分の生きかたを狭められ、ノイローゼ状態になっていった人たちを見てきた。
せやから、言う。

「俺に、過去に傷のある女の尻拭いをしろと言うのか」と言われてるうちに、別れなはれ。
「あ、すみません、尻拭い、しなくて結構です。もうわたしは大人ですから、自分のお尻は自分で拭きます」って、言うておしまいっ!!
そうして、胸張って生きなはれ。
次は大人の男を探しなはれ。

わたしの言うこと、なんか間違ってるか?


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■■3.病気の人を見る視点〜人間としての品        西宮侑里
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品がない食べ方と言うのもあるし、品のないお金の使い方、品のないエッチというのもあって、この3つがそろってもそろわなくても大体異性には嫌われる。今日もまた長文になりそうだ。はっはっは(殴)

しかし、上3つのうちよりも人が見逃しがちなものがある。
今日はそのことについてお話したい。

体の特徴とか、病気・障害でその人を「△△は○○だ」と決め付けて言うことは、実はとて品のないことではないかと思うのだ。私たち精神科医は時々パーソナリティ障害などの診断の文脈で、そういう間違いをすることもあるが、すぐに自分の愚かさに気がつくものだ。

以下、架空の話です(数個の症例を合成したケースです)

1型糖尿病(インシュリンを自分で注射していなければ生きていけない障害)を持った、若い女性がいる。その彼女に彼氏が出来た。しかし、数週間で彼女から彼に別れを告げたという。

私は彼女に「ねぇ、三拍子そろってよさそうな人なのに何で別れたの?」と尋ねた。彼女はこう言った。「だってさぁ、あたしの病気があるから彼はあたしが自己管理のできる人間だって言うのよ」
「病気とパーソナリティって関係ないよね」
「彼の中では関係大有りだったみたい」
「ふ〜〜ん」
「それで、1型糖尿病の人間はそんなことをしないはずだ、って勝手に決め付けて…もう疲れちゃった。それに自己管理が出来てないから、具合が悪くなったり、合併症が出るんだろって言うの。もう一緒にいられないって感じ」

「彼」は一流私立大学を出てそれなりのキャリアを持った人間だった。彼は彼女のサポートを必要とするところを見ようとせず、彼女の病気のおかげで、自己管理が出来るところを、すなわち彼にとって都合のいいところだけを好きになったようだ。

ある日、彼女がある合併症があると、頃合いを見て彼に告白したところ、彼は激昂して彼女に罵詈雑言を浴びせた。そしてもうダメだと思った彼女は別れを告げ、彼の電話番号を着信拒否し、携帯メールもドメイン拒否、PCのメールも受信拒否したという。

このことについての考察は次回に…

【次回に続く】

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■■4.『女性の心を応援しています。カウンセラーえみです』
(1)モラハラとDV                谷本恵美 
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 女性問題専門のカウンセラーをしております、谷本惠美(えみ)です。西宮さんのメールマガジン発行に賛同して、時々、こちらで、私もいろいろ書かせて頂こうと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

 学術的な考察は西宮さんにお任せするとして、三人の子持ちのシングルマザーである私自身の経験や、モラルハラスメントをはじめとする女性の悩みに触れる立場として、気づきや想いを綴って行けたら、と思っています。

 ところで、最近、どっぷりモラルハラスメントという言葉にはまっています。モラルハラスメント関係で仕事をする機会が今、一気に増えているからなのですが、私自身も実は「モラハラ離婚」。

 結構、モラルハラスメントの現状に触れる作業は、過去の自分に向き合う作業でもあって、のたうち回ったりしています。

 で、モラルハラスメントという話題に、ブログなどで触れるたびに、「モラルハラスメントって何?」という声が届けられます。そっかあ、モラルハラスメントって言葉はまだまだ世間には浸透していないのだなあ、とつくづく感じさせられるのですが、それでは、当面、このメールマガジンではモラルハラスメントについて書いていこうかな、なんて思っております。

 ドメスティックバイオレンス(以下DV)という言葉は、今では世間に知れ渡り、知らない人の方が少なくなっているでしょう。私が離婚したときはDV法もまだ成立しておらず、調停離婚の際の調停委員ですら、「DVについて勉強しろよ!」と叫びたくなるような発言を平気でやっていた時代です。その頃、私達女性問題に携わっているもの達は、DVについてもっともっと世間に知ってもらわなければ、といろいろなところで、DVという言葉を使い、DVの被害者の心労を語り、、、、と活動してきたことを思い出します。

 今、モラルハラスメントもそういう時期にきているのでしょうね。

1)そもそもモラルハラスメントって? 

 カウンセリングで多くの方の心の問題に携わる中で、このモラルハラスメント(以下モラハラ)問題は、切っては切れないものでもあります。夫婦、親子、職場、人間関係の存在するありとあらゆるところにモラハラは存在しています。DVはパートナー(夫婦、恋人など色々なパートナーをさす)間の暴力のことを指しますが、モラハラは、肉体的な暴力というよりも、精神的暴力。言葉や態度によって傷つけられることです。これは目に見えず、周囲の人間も、そして被害者自身も、認識・自覚しづらく、目に見える傷よりも癒えにくいと私は思っています。気づいたときには、被害者の心はズタズタになっていて、自尊心や自信をそぎ落とされているのです。

 モラハラには「仮性」「真性」があるとされていて、最も問題とされているのは、この「真性」に関わってしまった場合です。加害者側の心の問題であり、被害者はどうすることもできません。被害から逃れるためには、加害者から離れるしかないのが、この「真性」です。

 モラハラは、様々な要因が絡み合って生じていると考えられ、現在、様々な視点で研究されている段階で、個人の病理説、社会病理説、家族連鎖などなど、様々な視点で研究されています。原因はこれ、と一つに絞ることは無理だと考えられます。

しかし、「真性」の場合、加害者となる心の在り方が病的である場合が多いと言えます。それに被害者は振り回されるわけです。この「真性」に関わってしまった場合、被害者個人ではどうしようも出来ません。

 このメールマガジンでは、「真性」「仮性」取り混ぜて、多くのクライエントさんのケースを見た上での私の見解を書かせて頂くことにしますね。ご意見やご指摘があれば、是非お寄せください。

【次号に続く】

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■■5.編集後記                     にしまー 
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今回はメルマガデビューということで、以前から交流のあった謎の美女酒蔵さんを巻き込んで、えみさんと「モラハラ同盟」@fixさん(編集会議には参加してくださっています。次回以降登場)という私の人生経験にあまるような面子でやってみました。本当は週刊を考えましたが、なるほど、普段ブログを書いているようには行かないわけですね…突然原稿を振られたえみさん、大変お疲れ様でした。真性モラ、精神科の現場には決して現れない(現れようとしない)だけに、非常に参考になりました。

元はといえば、11月9日にまぐまぐ登録して「よし、モラハラを撲滅したる!」
と波乱含みで始まり、ギリギリ提出しましたが如何だったでしょうか??モラルハラスメントはまだ確定的な基準というものがなく、ケースバイケースであり、いろいろなケースを供覧するのも一つの手かと思い、酒蔵さんにお願いしました。酒蔵さんはそれらをまとめるのに苦心したと思います…。おつかれさまです。

何せ長文の人間の作るメルマガでしょっぱなから長文で申し訳ありませんが、これに懲りず、何卒今後もよろしくお願いします。

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■■6.お知らせ  
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* 谷本恵美さんのサイト おーぷんざはーと URLはこちら。
               http://www.othpage.com/
* 製作協力 モラルハラスメント被害者同盟
               http://www.geocities.jp/moraharadoumei/
* 次号(第2号)発行は2005年12月11日です*

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*西宮侑里のサイト、こころの治療は怖くないっ☆ http://nishima.org

*ご意見・ご感想は voice@nishima.orgまでお願いします^^
また、モラハラかもというご相談なども「協議希望」と明記の上、sitsumon@nishima.orgまでお送りください。 編集委員で協議して、本文中に回答と共に挙げさせていただきますね。心の悩みについてもsitsumon@nishima.org
までお寄せください。メルマガ上で回答します。

責任編集・発行:西宮侑里

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※転載・転用についてはvoicd@nishima.orgまでご相談ください。 
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2005/11/19 20:27 
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