境界性人格障害

今日の報道特集ですが、お題は「境界性人格障害」
見ていて非常に腹が立ったので放送局に電話しようかと思いましたが、まだ体が復活していないので、ここで文句を書くことにします。

一部、31歳の女性の顔を映していた部分や、リストカッティングを放映したこと、また、100人いれば100通りで基本的対応は少ない(適度に無理せず「関わる」と言うのは言うは易し、ではないか。)

案の定、精神科は出演を拒みましたね、作家の重松清さんのたどたどしいトークで閉められました。

ららら、希死念慮

現在、入院生活は1ヶ月目に突入した。

閉鎖病棟で規制の多い生活をして週末だけ実家に帰ってブログを書いたり、ミクシィをまとめたり、まとめサイトを構成しなおしたり、原稿を書いたり、病人の割にはエネルギッシュに活動しているが、私はどんなうつ状態になっても「死にたい」と思ったことがない。

思えば10歳のときから理由はわからなかったが、はっきり意思表示をしないことがおそらく原因でいじめに遭った。いじめは中学2年生まで続いた。このときも「死にたい」と思ったことはない。なぜなら一人ぼっちで放っておかれることは気が楽で余計な気苦労をしなくても済んだからだ。

進学校に進んで、いじめどころか人気者になった。それでも私は友達と2人でいることに異常な緊張を覚えた。某大学を滑って、地元の大学に進み布団から出られなくなった。午後3時ころ起きて、数学科と物理学科の演習に行って、単位にもならないのに「勉強」した。こういう受講状況でも、高校3年間の貯蓄があったため、留年せずに済んだ。

当然3年次に落ちこぼれになってしまった。ジャズ研究会の勧誘に誘われるまま入部し、そのまま学校には行かなくなった。布団から3時にならないと出られない生活は大学を卒業するまで変わらなかった。

27歳のときに双極性感情障害と診断されたが、治療は拒否した。

いろいろな職に就いたが、「朝起きられなくなって」中断した。

30歳のときに精神科の資格を取りたくて地元に帰ってきた。そこでもまた「双極性感情障害」と診断されて、仕事を回す代償として、治療を受けるように説得された。27歳のときの職場は人が余っており、30歳のときの職場は母校ということと、本当に人が足らなかった。

何回かの休職(10日以内)をしているが、いずれも「朝起きられなくなって」という非定型のうつ症状で、「死にたい」はまったく出たことがない。なぜなら、私はいつ自分が消えてしまってもオッケーだからなのである。生きることは常に苦痛を伴い、そこから離脱することは大歓迎なのである。

というわけで、読者の皆さん、にしまーの更新が途絶えても、「当たり前のこと」として受け止めてください。メールを下さった場合、生きている場合はお返事しますが・・・

精神科医逮捕の真相(あくまでも推論)

実は私がかつてやっていたブログのミラーがどこかに無断で作られているらしい。一方で、問題のブログ「こころの治療は怖くないっ☆」のコピーは数人のライター仲間の手にある。一旦電子化されてしまったものは安易にコピーされて人の手に渡ってしまう。

先日ある精神科医AさんがフリーライターBさんの著作を通じて、医師法違反の精神鑑定内容漏洩で逮捕された。おそらく実際はこのような感じだったと思う。

物書きにあこがれる精神科医のAさんはインターネットを通じてフリーライターのBさんとお友達になった。もしかしたらミクシィだったかもしれない。

Bさん:そういえば17歳少年放火殺人事件ってどんな心理が働いたんでしょうね。
Aさん:あ、それ、僕精神鑑定したよ。鑑定書ここだけだけどみてみる?

(AさんがBさんにメール添付のワードファイルで鑑定書を送る)

Aさんはほんの出来心だったし、公開されるなんて思っていなかった。
Bさんにとっても、それが著作として公開されたらAさんがどのようになるか、理解も出来なかった。

Aさんは49歳で医師免許と精神保健指定医を同時に失うことになる。私は何の仕事に就いてもツブシが効くので十分食っていけるが普通はそんな器用な人ばかりではない。おそらく懲役刑の後に待っているのは自己破産だろう。精神科医はそんなに儲かる仕事ではない。アルバイトも限られており、外科医や麻酔科医の3分の1の収入しかないからだ。

うちのにこにこ総合病院も医療保護の書類、自立支援の書類、サマリー、紹介状全て電子化されて便利だし、ひげ部長が作る成年後見人制度や措置鑑定、精神鑑定は全てファイルメーカーファイルである。電子化されてしまえば情報は軽くなる。自分が物を書くことにつながっていたかった誘惑に負けたA医師は馬鹿である。

でも、大体真相はこんなことだろうと思う。

おまわりさんの誘導尋問

今日、耳つぼ道場から帰ってきてルンルンで前方不注意で車をよその人の車にこすってしまった。

にこにこ市警察に電話を入れて小10分ほどでパトカー到着。

おまわりさんに住所、氏名を尋ねられ、にこにこ病院の敷地内に住んでいることが住所でバレ、医者だと言うことがバレる。

「先生だすべ、疲れてたすべ」
「いいえ〜いいえ〜」必死で否定した。
ここで、「ハイ、当直明けで疲れていました〜」なんて言おうもんなら「過労運転」として減点されるのである。おまわりさんの誘導尋問恐るべしである。

よく精神科の患者さんに口をすっぱくして注意することは、
「いいか、君らが運転をするのは認めるし、人権的に大事だと思う、でもね、事故った時、絶対に「薬で眠くて」とは言うな、わかったか!」であるが、精神障害者が交通事故をしょっちゅう起こしたときは精神科に診断書があがってくる。運転をさせてよいかの判断であるが、てんかん発作で免許を失効にした例も何例かある。統合失調症の不注意運転で失効にしてしまった例も珍しいが1例だけある。事故った時、おまわりさんの同情を買いたくて「病気で〜」といってしまうことが、交通法規では「病気なら運転なんかするな」なのである。同じく「当直明けなら運転なんかするな」なのである。

ともあれ、物損で解決。最悪にならなかったのは相手の人が鍼灸師の先生でとても穏やかな人だったからだ。

しばらく軽の代車で運転するが、にこにこ峠を上りきれるか少々不安が残るところである。

軽〜い、指定医証

皆さん、お久しぶりです。夜行の旅で疲れ果てて、仕事もそれなりに忙しくてブログの更新がなかなかできないでいました。

今日は精神科の話。

安ちゃんが精神保健指定医になることができたのはひとえに敏腕上司のひげ部長の徹底書き直し作戦によるものでした。ワードファイルや、紙に印刷したものをやり取りすること20回以上。ひげ部長は

「これで安ちゃんが合格しなかったら、俺の立場はどうなるんだ!」

と言っていました。

それで、合格したのはいいのですが…。

指定医というのは人を強制入院させたり、拘束したり、隔離室に入れたりすることができる大変な資格ですが、ニコニコ県の障害福祉課から指定医証が送られてきて脱力…。

普通郵便でセロテープで封をしたのが自宅にいつの間にか着いていました…。

簡易書留で送ってくるって聞いたのに…。脱力です。
なんだか幸先が良くないなぁ…。

仮免の告白

精神科医は精神保健指定医をとってゴールなのではなく、精神保健指定医を取って初めてスタートラインなのである。取りたての私はいわば仮免状態で、迷ったときはひげ部長の携帯に電話だ。深夜でも電話だ。

最近仮免ながら、仕事が増えて疲れてきた。美容によろしくないビールとタバコが増えた。タバコは院内禁煙だから、部屋に帰るともうチェーンスモーキング状態になる。ピースとか吸っていたら、ヘロヘロになるし、部屋が異臭を放つので、ピアニッシモに変えた。同じくチェーンスモーカーのトリシマがピアニッシッモを吸っていた気持ちがよくわかる。

ビールは買い置きしてあるが、私には酒乱(病的酩酊)の気があり、あんまり飲むと記憶をなくして、よからぬことをすることがわかっているので、500ml缶2本をリミットにしている。ところが、ハロペリドールから、アルコールまで、精神に作用する薬は少量で覚醒、多量で催眠という傾向があるので、私にとって500ml缶2本は少量なので目が覚めて眠れなくなってしまうのである。本当に眠れない、かといって頭も働かないし、疲れも取れない。地獄である。そういうわけで、買っては来たものの、飲んでいないのである。今度旅行に行く際に、と思ったら、寝台なのよね…とほほ。

今日は1行だけ専門知識を入れたぞ。
安ちゃん、偉い?

*仮免仮免と言って誤解を産みましたが、精神保健指定医に仮免制度はありません。ただ、指定医をとってもすぐにはひとり立ちできず、平均2年のトレーニング期間が非公式にあります。

指定医業務開始

指定医業務開始は案外早かったのです。

担当の患者さんが不穏興奮を呈してみんなの薬を乗せたテーブルをひっくり返したので、保護室入室。初仕事なのでカルテには思いっきり沢山の文字を連ねました。

それ以降は静かなものでしたが、本日、医療保護入院一件。ひげ部長の携帯に電話をして、妥当かどうかを相談し、ちょっとややこしいケースだったので保健所と連絡を取り合って保健所職員から勤務用PHSに電話をもらい、無事入院となりました。

そういえば今日は朝から働いていましたね…。後1日頑張ればお正月休みですが。少しは実家でのんびりしたいものです。

精神保健指定医になるには

精神保健指定医になるのは、なってしまった今で言えば簡単です。しかし、国に提出するレポートを完璧に仕上げるには、優秀な先輩の力を借りなくてはいけません。他人の助力を拒否して指定医を落ち続ける人も中にはいます。

まず、何よりも前の年合格した先輩のレポートを見て真似して書くことから、スタートします。そして、近い年度で合格した先輩にみてもらってチェックを入れてもらい、最後、指導医の先生にチェックをしてもらいサインをもらいます。

私は初期の段階でまっすぐひげ部長にチェックしてもらい、かなり土壇場になってから、近い先輩にみてもらいました。

レポートを県に提出して、県の障害福祉課と何回か郵送でレポートの差し替えをやって、7月過ぎに…

「私のことだから、何処かポカやっているに違いない。今年は多分落ちる」
ひげ部長
「私が何回チェックしたと思ってるんだ!絶対受かる」
トリシマ
「指定医業務のハードさを思うと、にしまーさんは合格しなくても大丈夫だよ」

でも、トリシマもおめでとうと言ってくれました。
さて、これから先、にこにこ総合病院の貴重な指定医2人目となりましたが(必要人員3人のところ、定員割れしていたのです)。よその子供を叱っている場合ではないぞ!

精神科医デビュー戦始まり

本日正式に国から「精神保健指定医」として指定されました。

今まで夜中にひげ部長を呼び出して医療保護入院、隔離・拘束などを行っていたのが法律上一人でできるようになりました。向こう1年くらいは夜中でもひげ部長に電話をして判断の正しさを仰ぐということになり、指定医としてのトレーニングが必要ですが…

今日から早速指定医として仕事ができるようになりました。折りよく今日早速待機当番です。

さて、朝の呼び出しに備えてもうねるか。

断る勇気

忘年会シーズンですが、こんなときにうつ病の人は辛いですね。行きたくもない店で脂っこくて高いだけの料理を食べ、飲みたくもない酒を飲み、笑いたくもないのに笑う。死にたくなってきますね。

以上、私の気持ちを客観的に書いたものですが、私自身2日連続の忘年会を後ろ1日キャンセルしました。6000円も取られましたが自分の精神衛生とは引き換えにできません。というのも、私は今はうつではなくて、昨日の晩1時間おきに電話で起こされ、その前も寝ていないので、人から進められる酒なんか飲みたくもないし、脂っこい料理も食いたくないんです。

さて、今日は豆腐でビール3501缶でも行きましょうか。作り笑いで飲む酒ほどまずいものはない。たまに断る勇気を持つことも自分のために大事なことです。

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桜井にしまー

Author:桜井にしまー
2008年11月、過去好評だった「にしまー」に戻しました。
精神保健指定医、精神科専門医無事取れました(標榜していいというので、ブログにも書いてみる)
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